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サーフィン体験記:スリランカ編1

スリランカの魅力にとりつかれている、プロサーファー有本 圭氏のアルガンベイ一人旅です。
 6度目のスリランカ
 スリランカにやって来るのは今回の旅で6度目となる。スリランカの魅力にすっぽりハマッてしまっている。しかしアルガンベイのある東海岸を訪れるのは今回が初めてとなる。 スリランカのサーフシーズンは大きく分けて、4月から10月がアルガンベイのある東海岸、10月から4月までがヒッカドゥアを中心とする南西海岸となる。1年を通して温暖な気候で、波と風が安定しており世界中のサーファーから注目を集めている。
 
部屋  コロンボ空港で今回の旅をコーディネートしてくれるガイドのヴァジータさんと合流してアルガンベイへ向けて出発した。約10時間のドライブというのは前々から聞かされていたので、機中なるべく寝ないで単行本を3冊ほど読んで過ごしたので車中は気持ちいい眠りにつくことができた。 車での長時間の移動では本を読むことができないのでとにかく寝てしまうのが1番なのだ。到着1時間程前から車の揺れが激しくなり目を覚ました。暗闇のなか目を凝らして外を眺めると、そこはスリランカというよりアフリカの大草原といった風景が広がっていた。 ふにゃふにゃと車の揺れにだらしなく身を任せていると突然ブレーキがかけられ、ヴァジータさんとドライバーさんが何事か叫んでいた。2人に促されて車の前方に目をやると大きな岩のような物体に道がふさがれてしまっていた。 よく見てみるとそれは紛れもなく野生の象だった。以前アフリカで野生の象を見たことはあったが、それはあくまでも象を見ることを目的としたツアーであって、このように偶然、突然、野生の象に遭遇するのは初めてだった。 アルガンベイは、まったくもって俺の想像をはるかに越えた未知の世界であるようだ。なんとなくアルガンベイの波に対する期待も高まってきた。
 スリランカに来るときは飛行機の到着の時間の都合で、ホテルにチェックインをするのはいつも決まって夜中になってしまうのだが、今回も例外ではなかった。長旅の疲れでチェックインと同時にベッドに吸い込まれていった。


 アルガンベイ
波1  翌朝、気持ちいい波の音で目を覚ました。昨夜は気がつかなかったが、ホテルの目の前にインド洋が広がっていた。波もあり、何人かのサーファーがすでに海に入っていた。 決していい波とは言えないが十分サーフィン可能な波はブレイクしていた。さすがに昨日の長旅の疲れがずっしり残っていたので、ホテルのレストランでゆっくり紅茶でも飲みながら、まずは情報収集をすることにした。 隣のテーブルで朝食をとっていた白人のカップルに話しかけてみた。このホテル前のビーチは初心者のサーファーが練習するポイントであることや、周辺のポイントについて様々な情報を得ることができた。 そしてやはりどこのポイントよりもアルガンベイポイントという超ロングレギュラーはすばらしくいい波だということは力を込めて話していた。
 
 
カレー  そんな話を聞いているうちに腹が減ってきたので朝食を注文した。スリランカの食事は基本的には3食カレーだ。カレーといっても日本のカレーとは大きく異なり、たくさんのスパイスで味付けられた野菜や魚や肉など数種類のおかずをライスの上にお好みでのせて、それを混ぜて食べるのだ。 とにかくなにがなんでも辛いのが特徴で、スリランカ人の言う「全然辛くない」は日本の辛口、「ちょっと辛いかも」は激辛、スリランカ人がひーひー言いながら食べているものに関しては手をつけないほうが無難である。 朝からパンチのある食事をとり、汗だくになってしまった俺は、もうとにかくなんでもいいから海に入りたい人になってしまった。
 
 まずはなにはともあれアルガンベイポイントに行ってみることにした。噂どおりのいい波で、岬の先端からそれに沿ってとんでもなく長い距離をライドできる波だった。 面白いことにサーファーは波に乗り終わると一旦岸に上がり、とことこピークのある岬の先端まで歩いていき、そこからパドルアウトするのだ。200mくらいライドしてもパドルアウトは20mくらいで済んでしまうのだ。 俺が入ったときは頭チョイしかサイズはなかったが、でかくなるとかなりハードになるそうだ。サイズこそものたりなかったが、とんでもなく長く乗れる波で数本乗ったら膝がガクガクしてしまった。

 スリランカを満喫するコツ
プール  午後はスリランカ流に身をまかせてのんびりダラダラ過ごし疲れを取ることにした。木陰に椅子を持っていき、読みかけの本を気持ちいい風に吹かれながら読んだ。 有本流スリランカを満喫するコツはなんといってもセカセカしないでのんびり過ごすことだ。これは日頃忙しく動きまわっている日本人にはどうも難しいようで、このリズムに合わせられないと、イライラしてしまうことが多いようだ。 例えばレストランで注文してから1時間近くも料理が出てこないことも稀ではないし、注文通りに出てこないこともよくあることだ。僕もはじめのうちはイライラしてしまうこともあったが、彼等と接しているうちにまずは文化、常識の違いを受け入れることの大切さに気がついた。 そうすると彼等の温かさやおおらかさ、日本人にはないような気さくな人柄に触れることができるようになった。

 周辺ポイント
 翌日、周辺のポイントをチェックしに行ってみた。道中、まるでサファリパークのように象、水牛、ワニ、猿、鹿、孔雀など様々な野生動物を発見することができた。もうこうなってくると何しに車を走らせているのかわからなくなってしまっていた。
 気が付いたらウカンダというライトブレイクのサーフスポットに到着した。人の手がまったく加わっていない自然な海の姿がそのままそこにあった。見渡す限り人工のものはなにもなかった。 ちょっとした岬に沿って、規則正しくサーフィンに理想的な波がブレイクしていた。サーファーは誰もおらず、こういう所に1人で入っていくのは少々不気味ではあったが、このようないい波を置いてそのまま帰ってしまう勇気もなく、とにかく入ってみることにした。 沖に出て浜辺を振り返ってみると、ただそこには自然のビーチがあるだけで人間は1人もいなかった。たった1人、海に浮かんでいると、なんとなく太古の海にタイムスリップしたような気分になった。 きっと何千年前でも同じような波が人知れずブレイクしていたのだろうなー、などとボンヤリ考えてしまった。
 波は見た目よりパワフルで見た目通りロングライドできた。東海岸にはこのようなサーフィン可能な未開スポットがまだまだ無数にあるそうだ。
水牛 象 波2

 スリランカの魅力
女の子 波3  スリランカには、このように未開のサーフスポットが無数に点在していることも魅力の1つである。波と風が非常に安定しており、1年を通してサーフィンを楽しむことができる。 そのうえ物価が安いので長期滞在にはもってこいのサーフディスティネーションといえるだろう。そして何より僕がこのスリランカにハマッてしまっている要因は、スリランカ人の気さくな気質と、それにつられてか、ここに集まってきている世界中のツーリストが非常にフレンドリーなことだ。 僕はここで世界中の人達と友達になり、様々な考え方や価値観に触れることができた。イギリス人、フランス人、ドイツ人、オランダ人、アイルランド人、ベルギー人、スロベニア人、ハンガリー人、スコットランド人、ロシア人、オーストラリア人、アメリカ人、カナダ人、南アフリカ人、イスラエル人、スリランカ人、そしてもちろんたくさんの日本人も。 僕にとってはこういった出会いこそがスリランカを旅する本当の醍醐味のような気がする。
スリランカを旅する時は、普段より少し心をオープンにして人と接してみることをおすすめする。そうすると、きっと今までに経験したことのないような素敵な旅になることをお約束しましょう。


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 観光庁長官登録旅行業第一種1022号  日本旅行業協会(JATA)正会員  旅行業公正取引協議会会員
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