bali/sanur_southバリ島・南サヌール編 その1

その1 ~バリ島で最も陸から離れたポイント、ハイヤットリーフ~

有本圭連載・バリ 南サヌール サーフトリップ
  • 雨季にベストシーズンを迎えるハイヤットリーフ。 バリ島の中でも最も沖に位置するアウターリーフのポイントだ。
    パドルアウトをすると30分はゆうにかかるため、ボートを使うことをオススメする。 スウェルと潮のバランスでパワフルなロングウォールとなることもあるが、潮のタイミングによっては強烈なカレントが発生する。 特に潮回りが大潮周辺の時のサーフィンには注意が必要だ。 ボートからパドルエントリーしたものの、一度もピークに辿りつけずにひたすらパドルをしていた、なんていう話もここでは珍しいことではない。 沖に流れるカレントが発生することもあるので十分に注意が必要だ。 できれば経験豊富なサーフガイドを伴ってサーフィンする方が安全だ。
    また、アウターリーフとはいえ水深が浅い箇所があり、潮が引いている時間帯には海面からリーフが顔を覗かせる。 潮が上げ始めてくる時間帯にスウェルが潮に乗ってやってくるのでサーフタイムとなる。 カレントがショルダー側からピークに向かって流れている時間帯がベストタイムだ。
    ここのポイントでは潮の動きが非常に重要となるので潮の時間を把握した上でサーフィンするようにしよう。

  • バリ スランガン島サーフトリップ
  • 1
  • コーナー

    ハイヤットリーフのインサイドのブレイクは『コーナー』と呼ばれている。 ボートでエントリーした場合、最初に視界に入ってくるブレイクがコーナーである。
    ここは比較的水深もあるので中級者レベルまでのサーファーはこちらでのサーフィンをオススメする。 レギュラーオンリーのロングウォールで、サイズアップするとバレルになることもある。 ビーチから波チェックをして、少しでも白波立っていたらボートに乗ってチェックしてみよう。
    案外想像していた以上にサイズがあることが多いので侮ることなかれ。

  • バリ サヌールコーナー

    コーナー

  • アウトサイド

    コーナーの遥か奥のピーク。 基本的にはアウトサイドとコーナーは別々の波だが、サイズアップして潮の加減によっては1本の波となる。 そうなると200m以上のライドが可能となりハイヤットリーフの本領発揮となる。
    しかし普段はアウトサイドとコーナーはセクションで途切れる事が多く、別々の波となることが多い。 アウトサイドのピークには大きな棚があり、沖合の水深から一気に浅くなるためパワフルな波を形成してくれる。 ここでのテイクオフの失敗はリーフの餌食となることを意味するので注意しよう。 アウトサイドでは足や背中をリーフで引きずってしまうことは日常的だ。
    また、ここのピークからテイクオフしてクローズアウトセクションでフィニッシュするとかなり浅くなっていることもあるのでこちらにも注意が必要だ。

  • バリ アウトサイド

    アウトサイド

  • ハイヤットの左側のリーフ

    ハイヤットリーフのエンドセクションから海に向かって左側は深いチャンネルが存在している。 ここは普段船の通り道として使われている。 そのチャンネルの反対側にはリーフがあり、そこでもサーフィンは可能だ。 あまりクオリティの高い波とは言えないが、SUPやロングボードでクルーズすることは可能となる。 こちらもハイヤットと同じく潮が上げ始める時間帯でサーフィン可能となる。
    時々ビギナーサーファーがテイクオフの練習するようなポイントなので波質には期待できないが、貸切りでサーフィンを楽しむことができる。

  • バリ ハイヤットの左側のリーフ

    ハイヤットの左側のリーフ

 
 
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