サヌールのお隣シンドゥはサーフスポットとしてはマイナーなエリアといえよう。
サヌールと比較すると波のクオリティが数段落ちるため、混雑とは無縁のエリアとなっている。
また水深が浅いため、サーフィンができる時間帯も限られている。
つまり潮が上げている時間帯しかサーフィンを楽しむことはできないのだ。
しかし全体的に水深が浅いことが功を奏し、うねりが弱い日であってもかろうじてサーフィンができる日が多いことも特徴だ。
ローカルサーファーの存在もあるが、サヌールほど張り詰めた雰囲気はなく、ルールとマナーさえ守っていればビジターサーファーでも楽しむことができる。
また、シンドゥビーチには雰囲気の良いレストランやカフェが軒を連ねており、アフターサーフィンもリラックスした時を過ごすことができる。
波のクオリティはさておき、ストレスのないサーフィンを求めている方にとっては案外穴場的なスポットと言えるだろう
シンドゥビーチ
サヌールにはかつてサヌールシークレットと呼ばれていたビーチブレイクが存在していた。
このエリアでは貴重なグーフィーのリーフブレイクだ。
潮の加減によるが、その名の通りバレルになることもある。
水深が浅いため、潮が上げ始めてから海に入るようにしてもらいたい。
また、ピークが混雑している時にはレギュラー側に乗ってみても案外ロングライドできる。
カレントがある時はレギュラー側に乗ってしまうとピークに戻るのに一苦労だが、グーフィーに比べるとロングライドが可能だ。
このポイントはシンドゥのローカルサーファーたちがメインでサーフィンする場所なのでくれぐれもローカルサーファーたちの邪魔にならないよう気をつけてサーフィンするようにしよう。
ベイビーパイプライン
シンドゥビーチホテルの目の前のリーフブレイク。
波の小さい時には一般のツーリストたちがSUPやロングボードをレンタルしてサーフィンを楽しんでいる姿を見かけることもあるが、サーファーと呼べるような人たちの姿はほとんど見かけることがない。
サイズがなければメロウな波質で、ハイタイド前後の時間帯でサーフィンを楽しむことができる。
しかしハイタイドであっても水深は浅めなのでテイクオフに失敗してしまうと怪我をすることもあるので注意が必要だ。
サイズアップしてくるとパワフルなバレルを形成する。
ショルダーが伸びていく速度が非常に早いため、ボードを走らせられないと波の餌食となってしまうが、的確なポジションからテイクオフが決まればショルダーを楽しむことができる。
かっ飛びたいサーファーは挑戦してみてもいいポイントだ。
潮の加減とスウェルの状況で密かに素晴らしい波になることもあるので要チェックなポイントだ。
ベランベラン
ベランベランの奥のブレイク。
ベランベランからパドルで行くことも可能だ。
こちらも同様で水深が浅いので注意が必要なポイントだ。
高速レギュラーで、潮の加減とスウェルによっては超ロングライドが可能となる。
しかし普段はセクションごとに波が分かれてしまい、なおかつブレイクが早いため特別な日以外は特筆すべきポイントとは言えない。
ただ、こちらのポイントもほとんどサーファーの姿を見かけることはないので日常的に仲間同士で貸切サーフィンを楽しむことができる貴重なポイントの一つだ。
タンジュンサリ