ほんの15年前までのチャングーといえばガタガタの田んぼ道を抜けてようやく海にたどり着けるような辺境の地であった。それでもチャングーに向かうのには理由があった。そこにはバリを代表する素晴らしいサーフスポットが点在しているのだ。
また、チャングーエリアのロコサーファーたちは基本的にはビジターウェルカムの姿勢であるので、サーフガイドを伴っていなくても特に問題はない。しかしその分、自力で波を得るだけの実力と経験が必要となってくる。
今回はチャングーのメインスポットをご紹介しようと思う。
パワフルなレフトブレイク。いつもエキスパートサーファーでいつも賑わっている。潮目によってはバレルを形成することもある。
スリリングなテイクオフから巻き上げてくるショルダー、どれを取っても一級品だ。
ボトムがサンドのビーチブレイク。基本的にはレフトがメイン。こちらもパワフルなブレイクのためフリークが多い。ロータイドでもサーフィンができるため周辺では貴重なポイントと言える。
ビーチとはいえパワーがあるので侮れないポイントだ。
No3とも呼ばれているチャングーのメインスポット。Aフレームのスウェルが一気に掘れ上がり、長いショルダーを形成していく。2〜4ftがベストサイズで、バレルになることもしばしばだ。
バリ島のライトブレイクではクラマスと肩を並べるほどの波質で、世界中からサーファーがここの波を求めて海を渡ってくる。当然いつも混雑しているので波を取るにはそれなりの経験と実力が必要となってくる。
また、チャングーライトの裏側のレフトも侮れない。ここに入ってくるサーファーのほとんどがライトを狙っているが、実はレフトも素晴らしい波なのだ。ライトが混雑していてなかなか波に乗れないようなら思い切ってレフトを狙ってみてもいい。案外乗り放題でストレスなく楽しむことができる。
チャングーライトのお隣のリーフブレイク。レフトがメインだが、ライトもサーフィン可能だ。波質はメロウではあるが、レフトに乗っていくと水深が浅くなるので注意が必要だ。
潮の上げ始めや引き始めなど潮が動く時間帯にコンディションが良くなり、時間帯によってはレギュラーもいい波になる。しかし時として強烈なカレントが沖に向かって流れることもあるのでビギナーにはオススメできない。
普段ほとんどサーフィンされることはないが、潮の加減とスウェルの強さによってレギュラーの波が現れる。混雑を避けてサーフィンしたい方はこちらをチェクしてみてもいい。
潮が引いていると水深が浅くリーフが危険なので基本的にはミドルタイドからハイタイドにかけての潮周りでサーフィンするようにしよう。