バリ島にはエキスパートサーファーを熱くさせるような波がゴロゴロ揃っている。ウルワツやパダンパダン、クラマスなどがその代表的なポイントだ。バリ島といえばハードな波というイメージが定着しつつあるが、実のところファンに楽しめるポイントも数多く存在している。その代表格がエアポートリーフといっていいだろう。
ウルワツから始まるバリ島西海岸のグーフィーリーフポイントのエンドに位置するエアポートリーフはスウェルがシェイプされ、ハイクオリティな波質となる。デンパサール空港の滑走路を挟むようにレギュラー・グーフィーのポイントが点在しており、その日の気分によってポイントを使い分けることができる。
ローカルサーファーもフレドリーで穏やかな雰囲気の中でサーフィンを楽しめるのも特徴といえる。
メロウな波質にメロウなローカルサーファーたち。自然と人が集まるようになり、混雑してしまうことも少なくない。それでも平和な気分でサーフィンを楽しむことができる。
4月,10,11月あたりの季節の変わり目で風の弱い時期がベストシーズンで、乾季(4~11月)は基本的にサーフィン可能となる。沖合のポイントのため、ジュクン(小型ボート)でのエントリーが基本となる。パドルインするとローカルサーファーたちの気分を害することになるので注意しよう。
メロウなスーパーレフトブレイク。規則正しくブレイクするエアポートレフトは人気スポットだ。
常に日本人サーファーやオージーで賑わっている。ロータイド時はリーフが顔を覗かせるためサーフィンは不可となる。
ハイタイド前後がベストタイムで、特に上げ始める時間帯にコンディションが整う。
混雑はしているがピークがいくつかあるため、波に乗りそびれるようなことは少ない。
時折レギュラー方向に乗れる波もあるので混雑時にはレギュラーを狙うのも手だ。
潮の加減ではバレルになることもあるのでバレルフリークも満足できる。
このエリアでは貴重なレギュラーのリーフポイント。アウトサイドピークとコーナーの2ピークが基本で、
コンディションが整うとロングライドができる。コーナーでバレルを巻くこともあるので要チェックなポイントだ。
エアポートレフト同様、満潮前後がサーフタイムとなる。ロータイドはボトムのロックが出てしまうためサーフは不可となる。
セクションがいくつもあり、様々な技の練習ができる波と言えるだろう。エアポートライトの波に魅せられてバリにやってくるサーファーも少なくない。
その名の通りトロめのレギュラー。カットバックをしながらインサイドまで繋いでいくと300mは乗り継ぐことができる。
リーフ初心者やビギナーサーファーでも安心してサーフィンすることができる。
水深が保たれているため、ロータイド時でもサーフィンは可能で中級者以上のサーファーはロータイド時の方が楽しめるだろう。
カットバックの練習にはもってこいの波質で、1本の波で何度もカットバックを入れることができる。
実はこのエアポートリーフのエリアには他にも様々なポイントがある。
前述でご紹介したエアポートレフト、ライト、トロトロが安定した波質を誇っているが、
混雑が激しい場合はその周辺に注目してみよう。
サーフスポットとして名前はついていないが、案外サーフィン可能なブレイクが点在している。
ただし、潮が引いてくると岩が水面から顔をのぞかせたり、水深が浅くなって
危険を伴う場合もあるのでエアポートリーフのローカルにガイドをお願いしたほうが無難だろう。